つみたてNISAをはじめる際に知っておくべきリスク許容度という罠



リスクマネジメント~それでも起こるときには起こるから~

リスクを考えよう

投資の世界に飛び込もうというときに、リスクを考えないととんでもない目に遭います。

リスクについての考え方として、3.11のときだったでしょうか、その後の北朝鮮情勢だったか、忘れてしまいましたが、石破さん(増税派緊縮財政派なので嫌いですが)の発言が印象的に残っています。まとめると

「災害や、万が一というのものは起こってしまうんです。起こってしまうから、出来る限りの選択肢を考えるのです。しかしそれでも起こるのです。人間がどれほど不断の努力を行ったとしても、それでも起こってしまうものなのです。」

起こる前の備え、日々のアップデート、そして万一起こってしまったときの対処、この3つがリスクマネジメントにおいて重要です。

リスク許容度という抽象的な尺度

よく巷では「リスク許容度」を考えよう、と言われます。自分の年齢、持ちうる資産、を戦略的に考えて、人によってどれだけリスクを取るかという選好は異なってくるから、自分で計算したり、それぞれのリスクを知って・・・といったような説教です。しかし、いろいろな本を読み漁ってわかったことですが

「人のリスク許容度は計り知れない」

ということしかわかりませんでした。経済学での出発点である「合理的経済人」ほど人間が合理的行動を日々取っていないのと同様に、リスクについてどれだけ許容できるかという問いは非常にナンセンスで、ついぞわからない質問です。その危機がやってくるまで、どれだけ許容できるかはわかりません。その予想をするのも同様にナンセンスです。

リスク許容度なんかを計算して出すより知識を身につけるべき

そこで、私は考えました。どうすればリスクを自分で管理ができるのか。

これは上の段落でも書きましたが、結果としては

1常に準備をしておく(何かの行動の前には必ず調べる)

2常に情報をアップデートする(状況に適応させる)

3「万が一」が毎日起こると不安になりつつ、何度もシミュレーションする。

4それでも大暴落はやってくるから、現実に目にしたら、それはそれでその状況を楽しむ。

大災害、大暴落がやってきた際に右往左往しないためにはとにかく知識のベースを身につけ、小手先の知識については常にアップデートしていくことです。

自分に当てはめると

私でいえば、知識のベースは経済学です。曲がりなりにも4年間は勉強してきました。

そのうえで、株式投資についてですが

「分散投資をしよう」「それを積み立てて、長期保有しよう」

とまずは思いました。これは今でも間違ってはいないと思っていますし、これからゆっくりと説明していきたいと思います。(これも思考のベースになります。)

次に

「投資信託はスバラシイ」「信託報酬がとにかく低いものを選ぼう」

という考え方に至りました。

次に

「いやいや、トータルコストでしょ」「投信もいいけどETFもいいんじゃない」

という時期に

さらに

「いや、結果、世界を動かしているのはアメリカさんなのだから米国株ETF一択でしょ」

となったり

「バリュー株こそが正義」

「いや、成長しているIT株も買わねば」

「アメリカはすでに成長しきってるから今後も伸びるけれど、新興国や欧州や日本の方が伸び率高い」

などとコロコロコロコロ考え方が変わっています。しかし、これはリバランスという考え方に似ていて

「分散投資」「長期積立保有」

という大きな源が変わらなければ、ちょくちょく考え方は変わるのです。

それを「クソダサい」と評する方が出てくるかもしれませんし、私も有名ブロガーの皆様にdisられるほどになればありがたいです。しかし、最後に勝った奴が笑える世界で、過渡期においていくらクソダサくてもいいんだと私は思っています。

 

では

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