これまで、アメリカ株全体でのおすすめETFとしてVTIを推してきました。
他にもVHTやVDCなどアメリカ株の中でもセクター別のおすすめETFを扱ってきました。
今回はジェレミー・シーゲル教授による新たな見解が発表され、アメリカ株のみへの投資を警戒していたのでご紹介させていただきます。
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米国株村でのアメリカ株一本化礼賛について
アメリカ株のブログはとても良質で、いつも勉強させていただいております。PCでは右下、スマホではかなり下の方になりますが、「リンク集」を作っております。そちらの中にもアメリカ株のブロガーが多くおります。
そこでは「アメリカ株一本化」を謳っており、読者にもそれを勧めているブロガーが少なくありません。
全体的にはVTI推し、わからなければS&P500を買っておけば負けない。アメリカ株ブログなので当たり前なのですが、その中には「シーゲル流」という名前でやっておられる方もおります。
私はアメリカ株は長期投資に向いていると思います。現在でも世界の中心はどこまでいってもアメリカですし、日本はアメリカにおんぶにだっこ、中国もアメリカがいなければ経済的自立は難しいと思います。
先進国の中で唯一少子高齢化が進んでおらず、人口は増え続け、経済も成長し続けております。歴史がそれを証明しています。そして、株主に対する配当意識も高く、利潤の追求、テクノロジーの発展に余念がありません。
しかし、20年後まで果たしてこの成長は続くのでしょうか。
歴史が証明している、と先ほど述べました。確かに全体でみるとアメリカは常に右肩上がりをゆるやかに続けているようではありますが、

こちらにあるように、10年~20年のベースでみるとほとんど上がっていない時期もあるのです。はじめとさいごでは大きく伸びています。しかし途中で金太郎飴のように切ってみると伸びていないこともあるのです。
伸びる確率はある、むしろ低くない。
本当に、このまま伸びる確率はあります。AIの進化、自動運転車システムも恐らくアメリカが中心にすすめていくでしょう。アマゾンとグーグル、アップルの伸びは今後もハンパじゃないと思います。ヘルスケアも申し分なし、生活必需品も人口が増加し続ける限り安泰でしょう。
それでも、私は「世界分散投資」の基本を曲げられない
アメリカ株一本の人はアメリカにおける「分散」が世界分散投資にほど近いということをよく言います。結果的にはアメリカ企業はグローバル企業なので、世界分散につながっていると。たしかにそれはそうなのですが、リーマンショックのような急激下落、その復活を今回のようにFRBが華麗に元に戻すと言えるでしょうか。
FRBの戦略とアメリカ大統領にかかる責任があまりに大きい
ミクロ的に、企業一つ一つをとるとアメリカは本当に素晴らしいと思います。その体質も含めて日本と雲泥の差です。日本ではホリエモンのように、潰され、なんなら逮捕されます。新たに松下幸之助や本田宗一郎が出てこれないような「体質」が日本には漫然と存在します。
しかし、マクロ面で見ると、今の世界経済は中央銀行の金融政策と、財政政策に依っております。
日本を見ても、これだけ企業体質がクソなのに、金融政策がうまくいっているから、マクロ経済的にはよく見えています。あと財政をズブズブにすればさらに良くなるのですが、どうも自民党には財政緊縮派ばかりでやんなってしまいます。
現状、アメリカの中央銀行FRBは非常によくやっています。しかし、いつぞわけのわからんFRBの議長が誤った金融政策をするか、わかりませんし、トランプも財政政策はかなり良いと思いますが、財政政策としてまともな形でできない民主党の人間に任されるやもわかりません。
そうするとアメリカが10年~20年レベルで風邪をひくことは可能性としてあると私は思っています。
ジェレミー・シーゲル教授の新知見
Wharton’s Jeremy Siegel on the next milestone for the Dow, bitcoin and more from CNBC.
Professor Jeremy Siegel: stock market prefers President Michael Pence from CNBC.
ジェレミー・シーゲル教授の指摘(要約)
簡単です。
ヨーロッパ株、欧州株を増やせ、それは急がなくてもいいからとにかく増やせ。
新興国株を増やせ、以下同文。
そこで「おすすめETFシリーズ」の最終回はヨーロッパ株・新興国株を扱おうと思います。(前置きが長くてすみません)長くなったので本編はまたのちほど。
では
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