一丁前に「まえおき記事」なるもので焦らしてしまいすみません。前提条件を書いてしまったら、それで一記事が完成してしまったので、そうした次第です。
あまりダラダラ書くのも良くないので2000字程度で収めたいと思っています。
前置き記事は下記よりご参照ください。
Contents
VGK(ヨーロッパ株ETF)とVWO(新興国株ETF)について
前述の通り、シーゲル教授は、ヨーロッパ株と新興国株を買い増ししろ、と述べています。
実際、ヨーロッパ株はVGK、そして新興国はVWOというETFがございます。
VGKとは欧州株ETF
VGKとはFTSE欧州先進国オールキャップ・インデックスへの連動を目指すETFです。経費率は0.1%です。
つみたてNISAや投資信託にはない、ヨーロッパ株
つみたてNISAには一応、一応ヨーロッパ株の商品はあります。それは
フィデリティ・欧州株・ファンド
とよばれるアクティブファンドです。信託報酬は驚きの1.62%です。
ケタ間違ってるのではないかと目を擦りたくなりますが、事実です。
アクティブファンドはこんなものです。というかネット証券で買わないで、大和証券や野村証券で株買ってるGさんやBAさんは売買手数料とか言って更に1%取られてますからね。実店舗はウハウハなわけです。それでいてクソ株買わされるんだからたまったもんじゃない、そりゃあ投資文化が根付きませんわ。という感じです。
こんなアクティブファンド買っちゃダメです。とにかく信託報酬は0.2%を基準にして、それよりも高いと「高いな」という感覚を身につけてください。
VGKの国別構成比率

英国が1位になっております。GDP比にある程度忠実なのか、しかし国別比率はあまり意識せず、銘柄を見ていきましょう。
VGKの主要構成銘柄10位

それではひとつひとつ見ていきましょう
侮るなかれ、欧州株には優良企業がたくさん
1位 ネスレ
スイスにある会社です、日本でもお馴染みの会社ですね。大きなグローバル企業です。なんと日用品としてはあのP&Gの次の2位につけています。ミロやキットカット、コーヒーなどで私も良くお世話になっています(ミロは・・・分かる人だけ。やめておきましょう。チーン)。企業として非常に安定しており、綺麗な右肩上がりのチャートを描き、分配も安定しております。糖尿病研究に熱心で、お菓子に生かそうとしています。これが成功すればさらに安定的に成長が見込まれるでしょう。
2位 ロイヤルダッチシェル
こちらも日本でおなじみ。ガソリンスタンドのshell(シェル)です。F1好きはフェラーリが好きな人はどうしてもシェルで入れてしまう病理にかかっていることでしょう。イギリスの会社で、石油の民間会社としてはエクソンに次ぐ世界2位です。高配当であることでも高配当株界では有名で、現時点でも6.5%という驚異的な配当利回りを出しています。
3位 ノバルティス
私の親が医療関係者なので、ノバルティスは非常に身近な存在だったのですが、一般的にはどうでしょう。あまり知られていない存在かもしれません。ちなみに日本ではノバルティスファーマといいますね。スイスの企業で、製薬、バイオ企業の最大手です。医薬品の売り上げは世界一です。新薬の研究にも熱心で、数多くの研究所も抱えているため、今後の伸びも期待できます。
4位 HSBC
イギリスの大手銀行です。イメージ的には私は香港の銀行というイメージがあります。お金持ちになって香港に行くことがあれば、ここで夫婦で共同口座でも作ろうと思っています。そのくらいです。金融はあまり書くことがございません。
5位 エフ・ホフマン・ラ・ロシュ
こちらもスイスの製薬会社、タミフルで有名な会社です。
6位 ユニリーバ
これも日本ではお馴染み、日用品の会社です。オランダとイギリスに拠点があります。紅茶のリプトンや石鹸のダヴやラックス、モッズヘアの会社でもあります。
7位 ブリティッシュアメリカンタバコ
イギリスのタバコ会社です。嫌な話かもしれませんが、タバコの会社は儲かります。そして減りません。中毒性のある商品ですもの。こちらはラッキーストライクを販売している会社です。F1ではBARホンダのイメージが強いです。好きでしたBAR。
8位 BP
BP(ブリティッシュ・ペトロリアム)はイギリスのエネルギー会社です。日本では車やバイクに乗る人なら「カストロール」というオイルのブランドを知っていると思います。あの会社です。こちらも6.7%と高い利回りで安定しています。民間会社の中で、エクソン、シェルに次ぎ3位の会社です。
9位TOTAL
トタルはフランスの企業です。こちらも石油会社でいわゆる「スーパーメジャー」の一角をしめています。(エクソン、シェル、BP、シェブロン、トタル、コノコフィリップス)日本ではelfの名でオイルが有名です。
10位 Bayer(バイエル)
バイエル、日本法人もある有名な薬品、製薬メーカーです。
VGKのチャート分析
今回も恒例?、IVV(S&P500)との比較です。

S&P500と比べると大きく負けています。しかし、そこはシーゲル教授曰く、これから上がるがそれに対する期待もそれほど大きくない。要するに買いだ、ということ。私はアメリカを50%ほどに留めておき、ヨーロッパを10%~25%ほどまで引き上げようとしています。
ヨーロッパETF(VGK)の懸念点
やはりユーロ経済圏の崩壊危機です。ブレグジットもあり、その後カタルーニャの独立運動もあります。ドイツやフランスはEUに対してヒーヒーいっている状況ですし予断を許しません。
しかし、それでも、アメリカ一国への投資はリスキーで、今後ドカンと伸びることもない、とのことです。逆張り戦略もあってよいと思います。
結論:ヨーロッパ欧州株ETF VGKはおすすめ
それでも、アメリカ一本化を防ぐための調味料的な意味合いで、VGKは買いましておくと世界分散にもつながりますし、精神衛生上、アメリカ株一本化よりよいと思います。
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