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VYM(米国高配当株式ETF)とは
今回のおすすめのETFはVYM(バンガード・米国高配当株式ETF)です。
インカムゲイン戦略とは企業側からの配当を狙った投資戦略です。
一方株価がグングンあがることを目的とするのはキャピタルゲイン戦略といいます。
インカムゲインがありながら、キャピタルゲインも狙えるのがこのETFの優れている点です。
「高配当」と謳っているように、配当利回りが2.5%前後です。
構成銘柄は400銘柄ほどです。
他に高配当ETFでいうとHDVがあります。
こちらもオススメではあるのですが、ヘルスセクター、生活必需品セクターがVYMよりも多めです。
私はVDC(米国生活必需品ETF)やVHT(米国ヘルスケアセクターETF)も合わせる人も多いと考え、VYMをすすめるようにしています。
経費率は2017年より0.08%です。
FTSE ハイディビデンド・イールド・インデックスへの連動を目指しています。
VYMの保有上位10銘柄と純資産総額に占める割合 (%)
※上位10位に占める割合は30.7%
マイクロソフト | 5.8% |
ジョンソンエンドジョンソン | 3.6% |
エクソンモービル | 3.6% |
JPモルガン | 3.5% |
ウェルスファーゴ | 2.6% |
AT&T | 2.5% |
P&G | 2.4% |
シェブロン | 2.3% |
ファイザー | 2.2% |
ゼネラルエレクトリック | 2.2% |
バフェットが好みそうな銘柄がズラリとならんでいる印象です。
キャピタルゲインをガンガン狙っていくフェイスブック、アマゾン、グーグルのような企業は含まれていません。
2018年、最新の情報は下記です。
このように数年の間にも企業の入れ替えが盛んに行われていることがわかります。
VYMのセクター別の構成比率(普通株式の割合比較) (%)
テクノロジー | 14.3% |
金融 | 13.9% |
ヘルスケア | 13.7% |
消費財 | 13.5% |
資本財 | 13.0% |
石油・ガス | 9.4% |
公益 | 8.0% |
消費者サービス | 5.7% |
通信サービス | 4.7% |
素材 | 3.8% |
こちらも2018年になりましたので新しいものを下記に張り付けておきます。参照ください。
金融が伸びてます。FRBによる利上げによって高利になり、銀行の成績がいいからでしょうか。
VYM vs S&P500 チャート分析
S&P500(IVV)と比較しました。ここ最近はS&P500に負けていますね。
しかし、VYMは平均して分配金利回りが2.5%だったのに対し、IVVは2%いきません。
これは保有しておけばおくほどインカムゲインについてはVYMが圧勝だということです。
バイ&ホールド株として、最適なETFと言えるでしょう。
もちろん、分配金は再投資に回しましょう。
VYMは買うべきETFか
私の個人的な好みだと、VTIというアメリカ市場全体に投資しているETFを買った方がETFとしての旨味を最大限生かせるのではないか、と思っています。
というのも、もし高配当、インカムゲインを狙った投資を行うのであれば、
最低でも数千万の投資がないとインカムとしてのうまみがでません。
また、高配当と謳いながら、2.5%という配当は正直「う~ん」となってしまいます。
キャピタルゲインを狙うなら、先ほどのようにVTIの方がはるかに優れています。
インカムゲインを狙うのであれば、高額を自分で個別株で購入し、バイ&ホールドし続けたほうが良いのではないかと思います。
つみたてNISA(積立ニーサ)で楽天VYMを買うのはどうか
楽天VYMという、投資信託があります。
VYMを買い続けるという投資信託です。そして、これは配当を自動再投資するという点で優れた投資信託だと思います。
他ブログでは無能だの、中途半端だの言われていますが、私はこれはこれでターゲットにうまく合わせていると思います。
しかし、やはりキャピタルゲインを狙っていくのであれば、楽天VTIという商品もあるので、そちらのほうがよいのかなーと思ってしまいます。
そして、私はVYM、売っちゃいました・・・VYMを売却した理由
VYMを買うことができるネット証券一覧
SBI証券
楽天証券
マネックス証券
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