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【VHT】ヘルスケアセクターETF米国の医療医薬系に投資できる
VHT(バンカード・ヘルスケアETF)はヘルスケアセクターに分散投資するETFとなります。
信託報酬はバンガードの他と同じく0.1%
内容は、製薬会社、ヘルスケア機器などなどです。
製薬は常に政治と隣り合わせで、日本医師会と自民党がズブズブな関係であるように、アメリカでは製薬会社と政権与党は常にズブッズブの関係なのです。
(依然、映画評論家の町山智浩さんの番組で、石油と製薬会社によるロビーイング活動についてのドキュメントを見ましたが、なんというか、ゾッとしました。あの世界、正義を貫こうとすると人が死にます。)
医療費は高騰し、薬価を下げようとしていますが、大手の製薬会社をつぶすような政策にアメリカが舵を切ることはほぼ100%ないといってよいと思います。
それほど、アメリカは「薬漬け」の状態になっています。また、それらの大手企業は当然グローバル企業なので、世界中にその薬の手を広げています。
白人家庭には歯ブラシが置いてあるところに、歯ブラシと歯磨き粉よりも多い薬が大量に並んでいます。
【VHT】人口爆発、寿命の延長、つまり医療が伸びないわけがない
先進国では人口は減っています。少子高齢化です。
しかし、同時に高齢化というのは医療費の増大、医者と製薬が儲かる仕組みになっています。
そして、新興国においては人口の爆発が起き、それによって医者と製薬が儲かる仕組みができます。
つまり、「どこでも負けない」仕組みが出来上がっているのです。
何十年経っても、医者と製薬がつぶれてリストラされることはないでしょう。
薬はAIにはできませんから。(もちろん効率化のためにAIはすでに使っているので「奪われる」という言葉はナンセンスです。)
【VHT】の組み入れ企業一覧
ジョンソン&ジョンソン、ファイザーなどは日本でもおなじみですね。
ユナイテッドヘルスは健康保険に強いです。
メルクはドイツのメルクのアメリカ版です。
AmgenやGileadはバイオ製薬です。
医薬品、バイオテクノロジー、ヘルスケア機器で70%を占めています。
M&Aも活発なセクターですので、今後の流れが読めない部分があるのと、分配金が多い企業と出さない企業がはっきり分かれているので、「高配当」とは決して言えませんが、これまでの歴史を考えると最もトータルリターンのよいセクターになります。
VHT vs S&P500(IVV)
生活必需品(VDC)に比べるとVHTはデコボコが多いです。
それだけ生活必需品ほど安定はしないのですが、S&P500だけでも相当な良いリターンをもたらすのに、それをこれだけ上回るというのは現状では素晴らしいETFと言っていいと思います。
【VHT】ヘルスケアセクターは今後の伸びも十分に期待できる
先述の通り、医療費の高騰、世界的な薬価を下げようという動きについては懸念点、また、多くの企業が入りすぎていて、(これは分散が効いているとも取れますが)どの企業が大きくなるのか見えずらいという点はあります。
しかし、生活必需品と同様「健康」というファクターは先進国にしろ新興国にしろ、どこの国でも大切にする価値観だと思います。
そういった意味で、世界の経済が発展すればするほど、このセクターは伸びると思います。
倫理的にこういう考えが良いかどうかは置いといて。
また、バイオテクノロジーについてはAI同様、今後の大きな伸びも期待されています。
遺伝子方面
もかなり面白いです。どの企業が勝つかわからないので、ETFというのはよい選択だと思います。
VHTはおすすめできるETF
ETFというのは色々な企業が集まっています。
集まっていることに意味がないとわざわざETFを買う利点はありません。
例えばVTIなんかはアメリカ市場全体を買うというメリットがあるように
ヘルスケアセクターは、医療全体というのは恐らく50年後も流行っている、というかなくならないと思います。
しかも伸びていく可能性が多く、人は医療には金を出します。
そういった意味でETFとして買うことにメリットがあると思います。
VDCを買うことができるネット証券一覧
SBI証券
楽天証券
マネックス証券
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